ゴキブリの赤ちゃんを一匹見つけたということは、その周辺にまだ数十匹の兄弟が潜んでいる可能性が高いということを意味します。この段階で徹底的に駆除することが、後の大発生を防ぐための鍵となります。見つけた一匹を潰して終わり、ではなく、群れごと根絶するための効果的な駆除方法を実践しましょう。まず、赤ちゃんを発見したその場でできる immediate action(即時対応)です。目の前にいる赤ちゃんは、ティッシュなどで確実に仕留めます。そして、その周辺を注意深く観察し、他にも隠れている個体がいないかを探してください。家具を少し動かしたり、懐中電灯で隙間を照らしたりすると、驚いて出てくることがあります。次に、見えない場所に潜む仲間を駆除するための「置き型の毒餌(ベイト剤)」の設置です。フィプロニルやホウ酸などを有効成分とする毒餌は、食べたゴキブリだけでなく、そのフンや死骸を食べた巣の仲間にも効果が連鎖する「ドミノ効果」が期待できます。ゴキブリの赤ちゃんが発見された場所の周辺、特にキッチンや水回り、家電製品の裏など、彼らが好みそうな場所に複数個設置しましょう。これにより、隠れている赤ちゃんや、その親である成虫もまとめて駆除することができます。さらに、より広範囲に、そして徹底的に駆除したい場合は、「燻煙(くんえん)タイプの殺虫剤」の使用が非常に効果的です。煙状の殺虫成分が部屋の隅々まで行き渡り、家具の隙間や壁の中に隠れているゴキブリも一網打尽にできます。ただし、使用前の準備や使用後の換気など、手間がかかる点には注意が必要です。最も重要なのは、これらの駆除方法を一つだけでなく、組み合わせて行うことです。目に見える個体を駆除し、毒餌で巣ごと叩き、燻煙剤でダメ押しをする。この三段構えの攻撃で、ゴキブリの赤ちゃんを一匹残らず駆除し、繁殖の連鎖を断ち切ることが可能になるのです。